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ドドスコ田村/イオス・セレスティア

【#17】根付いた情

ヴィオラに拾われてから更に数年、数十年、その肩に並んで歩いた。時に喧嘩をしては和解して楽しい日々を過ごした。
だけど、それも人間であるヴィオラの時間が続くまでの話。姿が変わらない私に対してヴィオラは最後に向かって老いていく。ヴィオラ「この数十年、貴方との日々は驚きと不思議の連続だった」
ヴィオラ「魔法使いである貴方との常識に悩みもした。そんな貴方との時間は掛け替えのない幸せだった。だからそんな悲しい顔をしないでイオス」
ヴィオラ「私は幸せだったの」その日初めて会ったその時よりも優しい笑みを遺して。ヴィオラは散った。

私は天空の神をしている天空神のイオス・セレスティア。
世間ではVtuberって名前が広がっている中、自分も例にもれずVtuberをしています。
この物語は活動の中では語らなかった私自身の過去を描いたものです。
少しでも私の事を知ってくれると嬉しいな。
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神である私はヴィオラに自身が魔法使いであると嘘を吐き続けた。
ヴィオラと出会い、そして数十年を共に過ごし。
嘘を吐いている事なんて忘れる程に楽しい時間を過ごしたと思う。
だけどヴィオラは神である私と違ってその世界で生活をする普通の人間。
その先に待っているのは人間として当たり前のー...

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